2015年03月21日

かばん新人特集号vol.6

歌人集団かばんの会が数年に一度発行している「かばん新人特集号vol.6」が出来上がりました。

・・・・・・

かばんの熱気あふれる新人23名による連作30首をおたのしみください。
ゲスト&かばん会員からの評を掲載。
さらに有志による小説やエッセイも。(以下、敬称略・各五十音順)

●かばん新人
雨宮真由、伊藤綾乃、川合大祐、川村有史、桐谷麻ゆき、後藤葉菜、酒井真帆、凌山清彦、嶋田恵一、鈴木智子、谷川電話、柊森比呂、とみいえひろこ、ながや宏高、那由多、福島直広、ふらみらり、堀静香、前田宏、ミカヅキカゲリ、水野佳美、睦月都、米村尚子

●ゲスト評者
石川美南、糸田ともよ、江戸雪、奥村晃作、加藤治郎、木下龍也、栗木京子、黒瀬珂瀾、小島なお、小島ゆかり、笹公人、辰巳泰子、田中槐、堂園昌彦、永井祐、西崎憲、野口あや子、服部真里子、林和清、松野志保、松村正直、光森裕樹、米川千嘉子

●かばん評者
(総合評)井辻朱美、佐藤弓生
(各評)雨谷忠彦、あまねそう、飯島章友、飯田有子、伊波真人、入谷いずみ、久保芳美、久真八志、佐藤元紀、陣崎草子、高柳蕗子、田中ましろ、千葉聡、辻井竜一、伴風花、東直子、藤島優実、穂村弘、三澤達世、柳谷あゆみ、山下一路、山田航、若草のみち

●自由作品
後藤葉菜、那由多、福島直広、ふらみらり、ミカヅキカゲリ


かばん新人特集号vol.6
価格:650円(送料込)
お申し込み:tokubetsu◎kaban-tanka.jp(◎をアットマークに替えてください)まで
件名:新人特集号vol.6購入について
本文に
・お名前
・郵便番号
・ご住所
・お電話番号
・希望冊数
をご記入のうえお申込みください。
※かばん新人特集号に関するお問い合わせもこのアドレスでお願いします。

・・・・・・
新人と申しましても第60回角川短歌賞を受賞した谷川電話をはじめ、新人賞の常連や同人誌を発行している者もおります。
そして当ブログのメンバー川合大祐も参加しています!
みなさま、ぜひご覧になってください。

DSC_0480 - 1.JPG

posted by 飯島章友 at 20:30| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

びいどろに金魚の命すき通り


びいどろに金魚の命すき通り
(『俳諧武玉川』 より )

金魚の美しさは、「生物」としての美しさというよりも「物(オブジェ)」としてのそれに近いのかもしれません。
長い歴史の中で、人間の欲望や執念のままに何度も品種改良を重ねて創り上げられた、人の手なくしては生み出されず、人の手なくしては生き永らえない、そんな生物が金魚です。
その事を踏まえた上で読むと、やはりこの句の核は「命」という一語にあるのではないでしょうか。
前述の通り、金魚の美しさは自然から乖離した極めて人工的なものです。しかしそれでいて、金魚は決して「物」ではありません。周囲を取り巻くびいどろや日光や水とは全く異質の、「命」を持った「生物」なのです。そしておそらく、金魚はそれゆえに「美しい」のです。
「物」としての美しさをその身に宿しながら、その一方で金魚は確かに「生物」である。この句の「命」という一語には、その二律背反的な、ほとんど奇蹟のような金魚の存在性と美しさの理とが凝縮されているように思います。

絵だの彫刻だの建築だのと違って、とにかく、生きものという生命を材料にして、恍惚とした美麗な創造を水の中へ生み出そうとする事はいかに素晴らしい芸術的な神技であろう。
(『金魚繚乱』岡本かの子 より )



私 倉間しおり は、今回がほとんど初の投稿となります。
今後は毎月20日前後あたりに記事を更新していく予定です。
テーマは私にとって「弱点の言葉」である「動物」です。この記事ではその一つ目として、金魚の句を取り上げてみました。

よろしくお願い致します。


posted by 飯島章友 at 20:19| Comment(0) | 倉間しおり・一句鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする