2015年09月05日

【線を読む】傷痕を元カノ他と数えてる  月波与生(を読む柳本々々)

傷痕を元カノ他と数えてる  月波与生

「線」というお題で提出された月波さんの句。
月波さんの川柳にはいつもどこかそのお題から派生される人間の関係性がわきだしてくる。題詠とは、〈関係性〉に変異するものなのだ。

ここにはリストカットのような傷の線だけでなく、「元カノ他」という〈関係〉の線もある。
「元カノ」と「他」のあいだにも〈線〉がある。しかし、「元カノ」ということばにも「カノジョ/元カノジョ」という線がある。
ここにはむすうの線があるのだ。
そして線とは、関係性のことなのだ。

わたしたちはよく題のもとに川柳や短歌をつくったりするけれど、詠むという行為を線を引く行為なのかもしれない。

ちなみにわたしは昔、ベッドから騎士のようにダイヴしておりたら失敗してしまい、そのときについた傷がまだ消えません。
どうゆうことなのか。




posted by 柳本々々 at 05:09| 柳本々々・一句鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする