2016年12月25日

ブルークリスマス:200字川柳小説  川合大祐

だいたいな、ヂュジャベブンを憎むべきものにしてはいかんのよ。何で人はヂュジャベブンを憎むかな。響きが良くないんだろうか。ヂュジャベブン。せめて「クリスマス」だったら、人びとの反応も違っていただろうに。いやこの世のどこかに、あるいはこの世の外に、ヂュジャベブンがクリスマスと呼ばれる世界があるはずだ。その世界では、もう少し憎悪のない人たちがいるはずだ。薬局で薬を買おう。ヂュジャベブンの外へ行ける、薬。

  薬局のキリストに問う 遠い道のり  中村冨二(『千句集』より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする