2017年04月02日

原子怪獣現る:200字川柳小説  川合大祐

「ドラえもんのひみつ道具に、「なんでもB級映画カメラ」というのがあったどうか知らないか。とにかく、これで撮ったような『細雪』だった。ひたすら飯を食い続けるし、巨大災害のスペクタクルもあるし、スカトロまである。日本文学の麗しさがこれでは台無しではないか」という投書が新聞に載った朝、彼は大学で乱射するための銃を磨いているところだった、という脚本を書いたが没だった、という夢を見なかったというオチである。

  きみもまたとおい霧笛をきくでしょう  山中千瀬(今月のゲスト作品「暮らしラッシュ」より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする