2017年06月04日

デザイアー・フォー・コミュニケーション:200字川柳小説  川合大祐

外面如菩薩、内心如夜叉という言葉があてはまるかどうかわからないが、君は味噌だ。内心にどんなしょっぱさがあるのか、僕にはわからない。そもそも味噌の君に内心があるのかわからない。だいいち味噌の内心とは何なのか、そのうえ君とは一体何なのか、いやまず僕とは何だったのか、僕らにはわからない。そんな僕らは眠る、眠らなくても明日は来るのかどうかわからない。ただわかる、味噌は重いと言うことが。僕にはわからないが。

  眠り込む君の乳房の破壊力  藤みのり(今月の作品「慈しみ」より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする