2015年10月25日

重複光景:200字川柳小説  川合大祐

少年が身を投げたそうですよ。ゆうべの夕御飯はいかがでしたが。え、何か。何がおかしいのですか。「ゆうべの夕御飯」が重複表現。いやいやいや。それのどこが悪いのですか。人間は頭痛が痛いし、馬から落馬します。それはそれでそれが地球の真理なのではないでしょうか。青春時代、私はまだ人間ではありませんでした。これも重言なのでしょうか。だとしたら、私の青春は何なのですか。教えて下さい。少年が、湖に身を投げました。

  諏訪湖とは昨日の夕御飯である  石部明(『セレクション柳人 石部明集』より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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