2016年03月27日

言い換えるならラグビー式の:200字川柳小説  川合大祐

眠れないとろくなことを考えない。(今日で八日目になる)。地球図を楕円形で描く事はできないだろうか。(地球が真円でないのも承知の上だ)。そのために地球のことを知らなければいけない。(田舎の谷に住んでいる)。アパートを出て枯れ野を歩き続けた。(遠くのほうに白い山が見えた)。歩いた。(倒れるほどに)。倒れた。(一歩も歩けないほどに)。ふと気がついた。(今なら眠れるのではないか)。眠る。(陶器のように)。

  楕円形の眠い意識のまま陶器  普川素床(「現代川柳の精鋭たち」より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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