2017年01月22日

猫は勘定に入れません:200字川柳小説  川合大祐

妻の両親が旅行に出かけ、彼女の実家に飼い猫の様子を見に行くことになった。実家と言っても車で五分もしない。細道を走っていると、何かが目の前を走っている。猫か、と思ったが、「ぴょおーん」という跳ね方をしているのだった。ライトの照明圏を過ぎているので、いまいち姿が判然としない。しかしどうも二本足で跳ねているのだった。妻と「あれ……カンガルーだよね」ということで結論づけてしまった。真夏の夜のことであった。

  猫の道魔の道(然れば通る) だれ  飯島章友(『川柳サイド Spiral Wave』所収 *本日、文学フリマ京都にて販売します)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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