「ドラえもんのひみつ道具に、「なんでもB級映画カメラ」というのがあったどうか知らないか。とにかく、これで撮ったような『細雪』だった。ひたすら飯を食い続けるし、巨大災害のスペクタクルもあるし、スカトロまである。日本文学の麗しさがこれでは台無しではないか」という投書が新聞に載った朝、彼は大学で乱射するための銃を磨いているところだった、という脚本を書いたが没だった、という夢を見なかったというオチである。
きみもまたとおい霧笛をきくでしょう 山中千瀬(今月のゲスト作品「暮らしラッシュ」より)
2017年04月02日
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