2017年06月14日

任天堂ゲーム『MOTHER』と歌うをめぐって 安福望×柳本もともと


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柳本 そういえば『マザー』ってゲーム、糸井重里さんがつくったゲームがあって、そのなかのまちのひとにはなしかけるとあるひとが、「おまえよくやったよなあ」っていってくれるんだけど。

安福 へー、それいいなあ。

柳本 たぶん『マザー』ってゲームは〈おまえよくやったよなあ〉ってゲームなんだとおもう。母親や父親が「よくいきたよねよくやったよ」っていってくれるゲーム。ちょっと岡野さんの短歌みたいだけど。
もちろんそのうらめんとして、それをいってくれないいきかたをえらんじゃうひとがでてくるんだけど。ギーグとかポーキーとかね。
だからそのいみではすごくあたたかくてすごくざんこくなゲームなんだけど。なきたくなるような。なんだかよくわかんない感情で泣きたくなるような。
マザーってよくいわれるけど、他人のアザーとかみひとえだもんね。
ラスボスが赤ちゃんなんだよ。

安福 えっ、そうなんだ。

柳本 だからそのあかちゃんがもとめてたことはたぶんたったひとつで、よくやったよなあおまえ、っていってくれるひとをみつけることだったんだとおもう

安福 なるほどなあ。

柳本 そういえばラスボスをうたうことでたおすんだよね。ちからじゃなくて。だから短歌とも無縁じゃないとおもうんだよ。

安福 えっ。へー

柳本 うたうってコマンドがきゅうにあらわれるのね。うたうことといのることで倒す。

安福 短歌ですね

柳本 そうそう。うたうといのるはにてるとこがあって、とどくかどうかわからないことだよね。魂の賭けというか。パンチはとどくから。チョップも。でも、うたうやいのるはとどくかどうかわからない。

安福 ほんとですね。わかんないね

柳本 ラスボスは宇宙人だからとどかないばあいもあるし。それでもひとってうたったりいのったりすることあるよね。だから短歌って、魂の賭けにちかいぶぶんがあるんじゃないかって。でも、おまえよくやったよなあ、っていってくれるひとがあらわれるばあいもあるのかもって。ずっとうたったりいのったりしてると。

安福 あんた、いろんなはなしするなあ。

柳本 ほんとだね笑

posted by 柳本々々 at 08:15| 川柳サロン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする