2017年06月25日

長編:200字川柳小説  川合大祐

若者よ、わしらが若い時分には王貞治という選手がおってのう。ホームランを三千本くらい打ったんじゃないか。王さんが打つ度に日本全国で花火があがって、パチンコは全台777になって、犬は喜び庭駆け回ったもんじゃよ。そんな王さんじゃが、手術前の子供に「僕のためにホームランを打って下さい」と言われ「いえ。本塁打というのは神に捧げる供物なのです。一本たりとも腐っていてはなりません」と答えたそうな。遠い記憶じゃ。

  「感動を与えたい」など花笑う  竹内美千代(「川柳の仲間 旬」第211号より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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