2017年08月20日

赤光メロンパン:200字川柳小説  川合大祐

町を歩く。雨の日はゴミ捨て場を覗きたくなる。昨日は雨だった。今日の空がどうなるかわからないから、積み上げられた古雑誌の束を引き抜く。アンドレ・ザ・ジャイアントの死亡証明書の長さ。暗い時代の人々のテント劇団。成立しないHAL9000と山本有三のコント。源氏物語が圧縮されたフライデー。旗本退屈男の去勢。だらしなかった宮本武蔵へお中元を贈るルーク・スカイウォーカー。たぶん明日は雨になって夏の町が終わる。

  きにすうのいにちぎおりわぢぐうわどせ  Sin(「月刊おかじょうき」2017年7月号より)

posted by 川合大祐 at 00:00| Comment(0) | 川柳小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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