2018年11月02日

現代川柳ドリル1 逢いにゆく構文/柳本々々

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【例句】水牛の余波かきわけて逢いにゆく/小池正博

【適当句】かっこいいご飯をつくり逢いにいく

【ポイント】
*「ゆく」でも「いく」でもどちらでもいい。「ゆく」にすると気持ちの強さがでてくる。「ゆく」ってふだん使いますか? これは書き言葉だから文学的なことばなのかもしれませんね。
*「逢う」というのがそもそもなんか濡れてるというか湿っぽい動詞なので、関係ないものをわりと○に当てはめるとうまくいく。でも、「恋人がかっこよすぎて逢いにゆく」とかにしてもそれはそれでいい。
*ともかく○の中を埋められさえすればいろんな愛のかたちができる。
*適当句は、適当に今つくってみたけれど、いちおう○にさえ当てはまれば何とか川柳になりますよという意味で作っている句です。わたしは川柳はどこかでドリル的であるともおもっています。ドリル的発想は、ときに、川柳のれんしゅうになるかもしれません。
*小池さんの川柳は、文学的なのに急に少女的になるところがあってそれがいいなといつも思います。定型を使えばジェンダーを超えられるというのも定型の不思議さかもしれません。


posted by 柳本々々 at 16:13| 柳本々々・一句鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする