2018年11月03日

現代川柳ドリル5 AはBに似ている絶対似ている構文/柳本々々

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【例句】妖精は酢豚に似ている絶対似ている  石田柊馬

【適当句】ピーマンは汽笛に似ている絶対似ている

【ポイント】
*ちょっとあたまをクレイジーにしてAとBをできるだけ離してみよう。不思議の国の帽子屋になったようなかんじで。アリスに話しかけるようなかんじで。
*でも「わたしは恋人に似ている絶対似ている」とかそういうストレートな想いでもそれはそれでいい。だれも否定できない。
*小池正博さんは、川柳は断言の文体、と言っていたが、この句にはその断言の究極のかたちがあらわれている。
*劇作家の岩松了さんは、表現とは、みんながポストを赤い、というなかで、それでも、ポストは青い、ということだと言っている。つまりちょびっと狂気。
*この句をみていると川柳はベーシックな部分でカオスなんだなあとおもう。でもそのカオスを支えているのが構文。川柳は、コンテンツはカオスで、そのコンテンツを支えるメディアはコスモス。混沌と秩序。


posted by 柳本々々 at 07:25| 柳本々々・一句鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする