2019年06月07日

「川柳木馬」第160号

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川柳木馬第160号 2019・春(平成31年4月発行)
発行人 清水かおり
編集室 山下和代
定価 500円 1年分2000円


【木馬座】

私を積分するとタコになります  西川富恵

嬉々としてついて行ったら月の人  内田万貴

戸袋の木耳「くノ一」かもしれぬ  萩原良子

嘶きをためて国道を渡る  清水かおり

敵将の馬も発情期と見える  古谷恭一

コンビニで産まれた意味を温める  小野善江

つまずけばネギをつっかい棒にする  山下和代



木馬座は「川柳木馬」の会員作品欄。今号の木馬座句評は畑美樹さんが担当されています。なお木馬誌が長年続けている特集「作家群像」ですが、今回は、わたくしめを取り上げていただきました。飯島章友の川柳60句に加え、作家論・作品論を川合大祐さんと清水かおりさんにご執筆いただきました。このような歴史のある特集ページにわたしが載ってよかったのかと、ただただ恐縮するばかりです。


  走り終え少年たちの九十九折
 九十九は、永遠に百にならない。終わってしまうゆえの「少年たち」の永遠性。(川合大祐「飯島章友さんの六十句を読む〜ひらすらに〜」)


  梅雨の冷えかふかかふかと咳をする
 とても好きな一句だ。ここにきて好きという鑑賞では作者に叱られそうだが、昔読んだカフカの短編集をヴワッと思い出したのだ。「咳」が絶妙に効いていると思うのも、共鳴につきるのだろう。だから、作者も読者も川柳を放せない。(清水かおり「飯島章友の風景」)
posted by 飯島章友 at 00:00| Comment(0) | 柳誌レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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