2021年01月08日

川柳雑誌「風」119号

川柳雑誌「風」119号
編集・発行 佐藤美文
年4回発行(1・4・7・10月)
年会費 3000円

昨年の暮れに「風」119号が届きました。十四字(短句・七七句)が特徴のグループ。何句提出してもよし(ただし選はあり)。興味がある方は年間3000円なんで参加してみてはいかがでしょう。

今号、わたしは20句以上の句稿を提出。作品を出すのも珍しいのですが、20句以上作句するのも珍しい。そもそも、わたしは文芸に選ばれた人間ではなく、縛りがなければ1年間、川柳も短歌も短句も創らず過ごしてしまうことでしょう。詩人特有の感性を備えているかもあやしい。歌も句も技術で創っているつもりです。

【会員作品・風鐸抄】
もういいかいまあだだようと糸電話  伊藤三十六
へべれけのれけ舌が回らぬ  山田純一
ぼくだけ居ない地図をひろげる  本間かもせり
山羊を数えて数えても山羊  〃
天気予報が当てる古傷  坂本嘉三
うふふふふっと王手飛車取り  星野睦悟朗
鍵を失くして霧にさまよう  森吉留里惠
賢治の星へGoToが行く  中島かよ
煮つまる脳へレモンたっぷり  渡辺梢
アレアレアレで詰まる喉元  齊藤由紀子

くるぶしが岩か島かで揉めている  飯島章友
四十路まで順調だった桂剝き  〃
雨樋も神がお通りなさる道  〃
だとしたら稚魚らは川の空白ね  〃
泣き叫ぶ夕日を額に入れてやる  〃
夜を翔けゆく白抜きの文字  〃
木漏れ日に手を振っている祖母  〃
封蝋を解くようなくちづけ  〃
筋肉質の遮光カーテン  〃
りんごのごには悲しみがある  〃

posted by 飯島章友 at 00:00| Comment(0) | 柳誌レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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