2022年08月01日

紀伊國屋書店 国分寺店

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7月31日(日)に紀伊國屋書店国分寺店へ寄ってみたところ、川柳フェアが開催されていたスペースに川柳の句集や短歌の歌集がまだ置かれていました。ありがたいです。ウェブでの購入もそれはそれで便利なのですが、リアル書店のよさは実物を見て買えることだと思います。川柳の句集が一箇所に集まることは滅多にないので、皆様ぜひ、紀伊國屋書店国分寺店に足をお運びくださいね。国分寺駅から直結のセレオ8Fです。ちなみにこの日は、はじめて須永朝彦の本を買っちゃいました。

紀伊國屋書店国分寺店


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2022年06月27日

【お知らせ】「かばん」2022年6月号

歌誌「かばん」2022年6月号が発行されました。

その中の「今月の一冊」というコーナーで高村七子さんに『成長痛の月』について書いていただきました。

読んでみて驚いたのは、描かれる世界の広さだ。
風刺や言葉遊びはもちろん、ファンタジックな詩情を描くものや、SF的なもの、メタフィクション的なものも見られる。

高村さん、ありがとうございました。

なお、同号のリレーエッセイは「酒豪讃歌」と題して飯島章友が執筆しました。大巨人<Aンドレ・ザ・ジャイアントのことも書きました。お読みいただけると幸いです。


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2022年06月07日

「こんなにもこもこ現代川柳 いったいぜんたいなんてこったい!」フェアの様子

5/30から紀伊國屋書店国分寺店で行われている「こんなにもこもこ現代川柳 いったいぜんたいなんてこったい!」フェアに立ち寄ってみました。場所は店内のいちばん端の展示スペース。

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手作り感がとてもよく出ていて素敵です。フリーペーパーもたくさんありました。

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飯島章友『成長痛の月』からは短句(七七句)が選ばれていました。

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川柳句集だけではなく俳句の句集や歌集も。

令和のこの、いわゆる「現代川柳」の流れがどこから始まったのか。1998年創刊の同人誌『MANO』からと捉えるべきか、2000年発行のアンソロジー『現代川柳の精鋭たち 28人集 21世紀へ』からと捉えるべきか、2003年創刊の同人誌『バックストローク』からと捉えるべきか、あるいは時実新子まで遡るべきか、いろいろと考えられますが、いずれにせよ先人たちがあって今があるわけですよね。今後も、いま活躍している柳人たちの成果を未来の柳人たちが取り込み、現代川柳は進化していくことでしょう。
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2022年05月27日

【お知らせ】こんなにもこもこ現代川柳 いったいぜんたいなんてこったい!

5月30日(月)より紀伊國屋書店国分寺店で「こんなにもこもこ現代川柳 いったいぜんたいなんてこったい!」フェアが開催されるそうです。

紀伊國屋書店国分寺店@Kino_Kokubunji

以前の短詩フェアのときは、飯島章友の『成長痛の月』は発売直前だか直後だかで機会を逃してしまいましたが、今回は置いていただけるようです。フリーペーパーも充実しているので、みなさま是非。
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2022年04月12日

川柳雑誌「風」124号

今号は第36回十四字詩誌上大会の結果が掲載されています。

井手ゆう子選 課題「咲く」
特選
ゆうるりと咲くうぶなデコルテ  斉藤和子

星野睦悟朗選 課題「道草」
特選
イノコズチ着けそっとただいま  山田純一

次の十四字詩誌上大会の締め切りは8月末日(消印有効)。投句料無料(発表誌は1000円)、用紙は自由、はがきも可。渡辺梢選「一番」、齊藤由紀子選「希望」で各題2句。投句は佐藤美文さんのところまで。

次に前号鑑賞は木本朱夏さん。飯島章友の部分のみ引用。

ハバネロを食べると脱皮くり返す  飯島章友
なぜ人は辛い物が好きなのか。溶岩流のように熱い熱い食べ物は食道を焼き尽くすのではあるまいか、と他人事ながら心配する。ハバネロはメキシコはユカタン半島発祥の唐辛子。唐辛子の辛さを示す数値をスコヴィル値というそうだが、ハバネロは10万から35万スコヴィル。国産の普通の唐辛子で4万から5万スコヴィル。どうだハバネロの威力を思い知ったか、という想像を超える辛さのようだ。ハンパない辛さのあまり悶絶し、「脱皮をくり返す」という表現には脱帽しかない。

【会員作品】
セーターを干す背中へと梅薫る  竹尾佳代子
ふるさとの雪も乗せてる貨車の屋根  林マサ子
五線譜に蝶が待ってる花畑  石川柳翁
慎太郎からノーの大事さ  渡辺梢
温暖化とは言えぬ大雪  津田暹
啓蟄過ぎて幼児わらわら  飯島章友
一票の差でラクダ倒れる  〃
指名料とるネコカフェの猫  〃
何となく十八禁のラフランス  〃
図書館は指紋が寝息たてる場所  〃
竹島がまぶたをあける日本晴  〃
マスコミが報じぬ場所に日照り雨  〃
桟敷から観ても大きいヘビー級  〃
地下書庫はタイムマシンで行くところ  〃


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